住宅ローン講座
今月は住宅ローンを借りた後の節約方法として繰り上げ返済についてお話します。
住宅ローンの繰り上げ返済とは、手元の貯蓄などを使って当初の予定よりも早く、住宅ローンの元金に当たる部分を返してしまう方法です。
早めに元金部分の返済をすることによって、その元金から発生するばずだった、利息分をカットできます。
繰り上げ返済には2つの種類があります。
ひとつは「期間短縮型」といって、返済期間を短くする方法。もうひとつは、「返済額軽減型」といって、月々、あるいはボーナス時の返済額を少し減らす方法です。
繰り上げ返済は、原則としていつでもできますが、早期におこなったほうが利息の軽減効果は高くなります。
返済時期が早いほど、利息の割合が多くなっているからです。
また、同じ金額の繰り上げ返済をおこなった場合には、期間短縮型でおこなうほうが、返済額軽減型でおこなうよりも利息の軽減効果は高くなります。
●借入額3,000万円、100万円の繰り上げ返済をした場合の比較
早ければ早いほど利息軽減額は大きい
■金利3%、30年返済の場合
| 繰り上げ返済時期 | 3年後 | 5年後 | 10年後 |
| 利息軽減額 | 1,241,003円 | 1,112,959円 | 836,780円 |
| 短縮回数 | 17回 | 16回 | 14回 |
金利が高いほど利息軽減額は大きい
■30年返済、5年後に繰り上げ返済した場合
| 金利 | 2% | 3% | 4% |
| 利息軽減額 | 642,167円 | 1,112,959円 | 1,687,835円 |
| 短縮回数 | 15回 | 16回 | 18回 |
返済期間が長いほど利息軽減額は大きい
■金利が3%、5年後に繰り上げ返済した場合
| 返済期間 | 25年 | 30年 | 35年 |
| 利息軽減額 | 818,294円 | 1,112,959円 | 1,412,621円 |
| 短縮回数 | 13回 | 16回 | 21回 |
繰り上げ返済できる最低金額については各金融機関によって条件が異なります。
例えば、公庫、財形住宅融資などの公的ローンやフラット35では100万円以上からとされていますが、民間の金融機関では1万円から可能なところもあります。
繰り上げ返済手数料も、変動金利よりも固定金利のほうが高くなり3,000円台~5万円などと様々です。
中にはインターネットや電話などで簡単に繰り上げ返済の手続きができて手数料無料のローンもあります。
これらも住宅ローンを選択するためのひとつの基準にして下さい。
さて次回は「返済額軽減型」についてお話します。
















